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ホンダ プレリュード 2.0Si

(フジミ 1/24)

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フジミのホンダ プレリュード 2.0Siです。

実車はプレリュードの3代目として1987年4月に登場しました。リトラクタブル・ヘッドライト、低いボンネットラインが先代から受け継がれています。 量産乗用車では世界初となる、舵角応動式4輪操舵システム"4WS"が話題となりました。S13シルビアと「スペシャリティカー」あるいは「デートカー」の双璧をなしていた記憶があります。

このキットのいいところは、4WSを再現するためにちゃんと後輪が首を振るということ、ウィンドウがぴったりスキマなくはまることだと思います。全体のたたずまいも悪くありません。

製作記のブログにも書きましたが、今でも大事に保管してある、実車発売当時の新聞折り込みチラシにあった後ろ姿の写真がカッコよかったので、それをイメージして製作しました。

ボディカラーはそのチラシのものがガンメタだったので、それにしました。具体的にはフィニッシャーズの「CLKシルバー」を使いました。

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でもそのボディカラーにするにあたって、プラ成形色が赤色だということが、このキット最大の難関でした。いわゆる『染み出し』のリスクがあるわけです。なので今回は染み出しが起きないように最大限に用心しながら製作しました。

その塗装は、サフを吹いたあとに染み出し防止のためのシルバーを吹いて、それから黒→ガンメタ→ウレタンクリアの順で吹いていきました。ちょっとのキズでも染み出しの原因になるので、シルバーを吹いたあとはペーパーがけも避けて、マスキングをするときもボディに直接カッターの刃を当てることは絶対にしませんでした。慎重に作業をした結果、染み出しは起こらずに済んだのでよかったです。

シャシーはいわゆる「共通板シャシー」でした。それ自体はまあ仕方ないのですが、前輪の首を振る支点からタイヤまでの距離が長すぎて、左右に首を振ると前後方向にずれてしまう状態でした。なので北澤志朗さんの本『ネオヒストリック ガレージ 80's国産車カープラモの世界』を参考に、軸の位置を左右に広げる加工をしました。この本にはまさにこのキットが取り上げられていて、大変参考になりました。この本を見てマッドガードがないことに気付いて、これまた本でのやり方通りに製作しました。

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当時の古いキットなのでデカールはもう劣化していました。ナンバープレートのデカールを水につけたらバラバラに砕け散って修復不可能になってしまったので、レーザープリンターを使って新たにデカールを作成しました。そのナンバープレートは、普通の日本式の形状のものを作って取り付けたのですが、ピンとこなかったので横長の欧州式のものを再度作成して取り付けました。こちらの方が自分としては違和感がなくていいと思います。

その他には、チラシのイメージに近づけるようにホイールを少し加工しています。前後のホンダのエンブレムは社外品のインレットマークを貼りました。サイドモールのメッキ部分はハセガワのミラーフィニッシュを貼っています。

一生懸命研ぎ出しをしたけれど、今回はその成果が分かりにくいボディカラーで、ちょっと地味な仕上がりになっちゃったかもと感じています...。

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