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日産 Be-1

(バンダイ 1/24)

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バンダイの日産Be-1です。

実車は1987年1月に1万台限定発売が発表され、わずか2ヶ月で完売。いわゆる「パイクカー」の先駆けとなったクルマです。 当時自動車業界の主流であった馬力競争やハイテクデバイスに対するアンチテーゼとしての意義も込められており、1980年代当時主流であった「四角い」カーデザインを「丸く」する端緒ともなりました。実車のベースになった初代マーチは、私にとって思い出のクルマで、3速ATがとても懐かしいです。

このキットは、今ではガンプラがメインのバンダイが、当時のBe-1ブームのさなかに発売したもののようです。バンダイのクルマプラモ、しかも1/24スケールは珍しいですよね。たぶんお宝キットだと思うので、大事に製作しました。

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キットのボディーは、他のメーカーも見習って欲しいと感じたくらいに、肉厚でカッチリしていて作りやすかったです。パーツの合わせ具合も問題なし。

ただ、ウィンドウパーツは厚みがありすぎな気がしたので、塩ビ板を使ってバキュームフォームで作り直しました。バキュームフォームは初めての挑戦で、色々と苦労したのですが、結果的にはうまくいったみたいです。バキュームフォームが出来ると、今後の製作の幅が広がりそうです。

このキットはノーマルルーフかキャンバストップかを選べるのですが、今回はいつもだったら面倒なので選ばない、キャンバストップを選択しました。そのため、内装がよく見えてしまうので、手抜きが出来なくて時間がかかりました。B、Cピラー内側は実車通りボディ色にしています。シートベルトも追加しました。

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ヘッドランプ周りのリング部分は、キットだとクリアパーツの塗り分けなのですが、今回はシャープな仕上がりを狙って、針金を丸めたものに置き換えてみました。でも主張が強すぎてイマイチだったかもしれないです。

内装の運転席側ドアポケットも針金を組み合わせて作ってみましたが、案の定、よく見えないですね...。

ボディ色の「パンプキンイエロー」は実際の色よりも少し淡い方に調整したのですが、それで良かったみたいです。実車の色をそのまま塗ったらたぶん濃すぎたと思います。「スケール効果」ってやつですね。だけどこの色は、いくらピカピカに研ぎ出しをしてもその成果が分かりにくいので、モデラー泣かせの色ですね。

なんか愚痴っぽくなっちゃいましたが、苦労した分、満足度も高い仕上がりになりました。製作記はブログの方に書いているので、そちらもご覧ください。

あと、Be-1もいいけれど、パイクカーの3作目「フィガロ」はいま見てもカッコイイと思います。以前、美輪明宏が乗っていたと、どこかで聞きました。いまからでも遅くないので、どこかのメーカーがフィガロのキットを出してくれないかなぁ。(パオは別にいいです。)

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